私はいつもブログに、香港の観光スポット情報や、日々の香港生活について綴っている。
今までずっと、香港で起きているデモのことについて触れてこなかった。
それは私が無知であり余計な発信することで誤解を招くのが嫌だったから。
しかし、先日近くでデモがあったので少し覗きに行ってみた。
野次馬と言われればそれまでなんだけど、どうしても近くでその空気を感じたかったからだ。
ブログに書こうと決めたワケ
私は今まで日本の政治に1ミリも興味を持ったことがないし、中学の時から歴史の授業は全て寝ていた。
だから本当に何も知らない。
日本のことも知らなければ香港のことなんかもっと知らない。
だけど私はデモを目の当たりにした時、鳥肌が止まらなくなったんだ。
そして自然と涙が溢れそうになった。
何も知らないけれど、命をかけた戦いがそこにあって、私はその「何か」に心を突き動かされたのだった。
なので、何も知らない私でも何かできることはないか、一生懸命考えた。
その結果がこのブログで文字にして伝えること。
だからここには私が思ったことを素直に書く。
だってそれが私のブログなんだから。
以下、私が感じた香港デモの全てである。
デモとは
まず、そもそもデモってなんなのか。
私の知能はそのレベルである。
日本でもたまに列を作って「○○はんたーい!」とか言いながら歩いている人たちがいるけど、あれがデモ。
政府に何かを主張したいときに仲間を集めてそれを訴えるというもの。
日本では暴力事件になることはないし至って平和に行われていますね。
香港デモが起きている理由
ではなぜ香港のデモがこんなに大きくなっているのかというと、香港のデモは「逃亡犯条例の改正案」っていうのに反対しているデモで、国民のほとんどの人がそれを望んでいるから大規模になっているんだ。
逃亡犯条例っていうのは香港以外の国で犯罪をした人が香港に逃げてきた時に、「引き渡し協定」っていうのを組んでいる国とだったらその犯人を引き渡しますよってこと。
で、そういう逃亡犯条例を新しくしようって話が出ていて、もっとたくさんの国と引き渡し協定を組んで、もっと簡単に犯人を引き渡せるようにしようってことなの。
ここだけ聞くと「別にそんな悪い法律じゃないじゃん?」って思うよね。
ところが大変!
中国の司法制度だと、拷問されたり、適当な罪状をつけて逮捕しちゃったりもできちゃうんだ。
だからもしこの逃亡犯条例の改正案が通ってしまったら、香港に住んでいる人が適当な理由つけて逮捕されて、拷問されちゃうかもしれない!ってことなんだよ。
そうなると香港人には人権がなくなってしまうし中国のいいなりってことになるよね。
...という理由で、香港の人たちは大規模なデモ行進をしているのです!
これは私にだって関係のあることで、例えば私が中国の悪口をネットに書きまくる!そうすると中国の刑務所に送られて拷問されてしまう...ということだってあり得るかもしれないの!
だから正直ブログ書くのもこわい!書くけど。
そしてそれは、観光で香港に来た日本人が意味不明に捕まって適当な罪状つけられて中国に送られちゃうことだってあるのかも!?
実際法律が変わってみなきゃわからないこともあるけど、もしもそうなったらって考えたらすっごく怖いよね。
5つの目的
香港のデモはどんどん拡大しているんだけど、その中で市民が要求しているのは実は「逃亡犯条例の改正案」以外にもあるんだ。
中国には中国の言い分があるのかもしれないけど、私は香港側の立場から見ているので、私が思ったことを書いていきますね。
一国二制度
まず最初に、香港と中国の関係を知ってもらおうと思う。
香港と中国は一国二制度と呼ばれる関係。
一国二制度というのは中国の中に香港の制度があるってこと。
中国の中に香港はあるけど、香港は独立していて、中国とは違う。
だけど、香港は国として独立しているわけではない。
っていうちょっと日本人からしたら難しいシステム。
香港は元々はイギリスの植民地だったんだけど、22年前に返してもらうことができました。
その時に中国と一国二制度の約束をして、
50年間、香港は行政や立法、司法の独立を保つ
って約束をしたんだね。
だから本当はあと28年間は香港は香港として独立していられるんだ。
だから香港は『香港特別行政区』っていうんだよー。
中国の逃亡犯条例
それじゃあまた話は戻るけど、香港が中国に5つの要求をしているうちの一つは、逃亡犯条例の改正案の撤回。
デモ隊のおかげで今は逃亡犯条例の改正案が決定するかどうかが「延期」になっているんだけど、それを完全に撤回、廃止すること。
延期じゃあ結局意味がないからね。
絶対にやらないよと約束して欲しいの。
香港人は自由を中国に取られてしまわぬよう、人生をかけて中国に抗議をしているのです。
これはもう本当に命をかけている。
自殺をして政府に訴えた若者もたくさんいる。
悲しいことだね...。
暴徒化と言われるワケ
そしてもうひとつは「デモ隊が暴力をふるった」とか「暴徒化している」と報道したことを撤回すること。
日本でもそうやって報道されているかもしれないけど、実は暴力をふるっているのはデモ隊じゃないんだよね。
先日デモが起きた時にデモ隊と警察が衝突して80人以上が怪我をする大きな出来事があったんだけど、その後中国政府と香港政府はデモ隊を「暴動」とか「暴徒」って発表したんだ。
それが世界中にまわっちゃったから大きな誤解を生んでしまったんだけど、実際にその場にいた人たちからすれば
「どうしてデモ隊が催涙弾を撃ち込まれないといけないのか」
ってことなの。
最初に手を出したのは警察ってことだね。
しかもその催涙弾は使える期限が切れていて、人体にどんな影響を及ぼすか予想もつかないものだったらしい。
それにデモ隊は武器なんか持っていないのに、そこに催涙弾を打ち込むっていうのはどうなのかな?
この時点で話し合いの解決ができていたら、今とはまた違った状況だったんじゃないだろうかと私は思う。
でもどうやら香港の警察は中国のいいなりらしく、デモ隊に催涙弾をぶつけることで押さえつけようとしているみたいなんだ。
黒服で統一した非暴力のデモだった
もうひとつ、香港のデモ隊が要求しているのは「デモに参加して逮捕されてしまった仲間たちを無罪でちゃんと釈放すること」。
なんと現在すでに500人以上が逮捕されてしまったらしい香港デモ参加者。
もちろん公務執行妨害的な犯罪に該当する人もいるんだろうけど、中にはデモに参加したわけでもないのに不当に逮捕されてしまった人もいるんだ。
デモに参加する人は必ずみんな全身黒い服を着ていて、マスクやヘルメット、腕にサランラップを巻いている人もいるんだけど、逮捕された人の中には、ただ黒い服を着て歩いていただけなんて人もいる。
「デモ隊っぽいから捕まえよう」
そんなことが簡単にできてしまう香港警察。
日本では考えられないよね。
でもそれが現実に私の住む香港で行われているのです。
ちなみに現在、香港警察はデモと関係のない通報があってもシカトして動いてくれなかったりもします。
全く警察としての仕事は果たしてくれていないのです。
選挙権と行政長官
そして次は選挙のこと。
この辺はなんだか難しくて私には理解しきれない部分があるんだけど、香港の一般の人はそもそも選挙に参加できないらしい。
香港の総理大臣のことを行政長官って言うんだけど、これは選挙委員っていうのに入れた少数の人で決定するんだって。
しかもその選挙委員も一般人じゃ入れないらしく、簡単に言えば一般の人の意見が超シカトされたまま行政長官が決まっちゃってるんだ。
結局は中国が香港の行政長官を決めているようなもの。
だから行政長官は毎度中国側の思想を持った人だし、香港のことを真剣に考えてくれるかって言ったらそうじゃないんだよね。
これってすごく不自由だと思いませんか?
だからデモ隊は、選挙権をくれ&今の行政長官をクビにしろ!ってことも訴えているんだ。
警察が催涙弾を一般市民に向ける
そしてもう一つは警察がデモ隊に暴力を振るったり街中で催涙弾を撃ちまくっていることをしっかり謝罪し、法的に処置して欲しいということ。
現在、香港の警察は警察とは思えないような行動をしまくっています。
これに関してはもう私は毎日涙が止まらん!
毎日毎日悲しい事件が起きすぎなんだ!
デモ隊は警察の暴力行為に抗議するためにデモをするけど、そのデモに対してまた警察が暴力をふるうから、恨みはお互いに増えていくばかり。
どんどん激化しているのです。
最近では警察が黒い服を着てデモ隊に扮し、そしてデモ隊の中で暴力をふったり逮捕をするなんてこともしてくる。
こうやって混乱させて一体香港警察は何がしたいのだろう。
警察だって香港人じゃないの?
逆らったら殺されるとかなの?
それとも警察に扮した中国人だったりするの...?
デモの予定
現在は日本から香港に旅行に来る人もだいぶ減ってしまっているけど、かつて香港はとっても素晴らしいところでした。
いや、ほんのつい最近まですごく平和だったんだよ。
毎日海を見ながら、山を見ながら、ビル群を見ながらぼーっとできる素晴らしい場所だった。
また早くあの時の香港に戻って欲しい。
それなのに今は毎日のようにどこかで血が流れ、涙が流れている。
それでも香港に来てくれる人、もしくは在住者の方は、常にデモの最新情報を「ツイッター」から知ることがおすすめです。
ツイッターは本当に早いし、事前のデモ予定があってもギリギリで場所が変わったりもするので、常にチェックしておくと安心です。
検索欄に「香港」って入れて最新ツイートを順次追っていると誰かが情報発信をしてくれています。
そして香港観光をするならデモが行われる予定の場所、そしてその周辺には近づかないように。
電車も極力避けてタクシーに乗った方がいいかな。
若者が国を思い国の為に戦っている
香港のデモを見てよく知らずに「邪魔だ」とか「どうせ中国」なんていう人もいるけど、私はそんな風には全く思えません。
直接デモを目の当たりにしたら余計に。
彼ら、彼女らが命をかけて守りたいもの。
それは「自由」。
自分たちは犠牲になっても下の代が自由になれるように、国が良くなるように。
そう思ってデモをしているのです。
相手は強く大きい中国政府という敵です。
それでも香港人は諦めない。
香港への愛国心と自由の為に戦い続けているのです。
政府が市民を弾圧し、たくさんの人が血を流している。
今日も、今も、そんなことが起きている。
これは私が住んでいる場所のほんの数百メートル先でも起きていること。
どうか1人でも多くの日本人にこの現実を知って欲しい。
香港人は大きな声でSOSを出しているんです!
どうか気付いて!
ヘルメットとマスクで対抗するデモ隊
デモ隊は警察と衝突するときには、黒い服にヘルメットとマスクを着用します。
私が見に行った時には腕にサランラップを巻いている人もいた。
催涙弾の煙で肌がただれたりするのでしょうか。
しかし最近では香港警察は一般市民がいるところでも催涙弾を打ちまくる。
子供も女性も妊婦さんまでも、普通に歩いていて警察に暴力を振るわれたり、催涙ガスに巻かれたり、いきなり逮捕されてしまうなんてことも起きています。
そういった一般市民を守る為にデモ隊の人たちは、デモ中に警察が登場し危なくなると、一般の人にヘルメットとマスクをたくさん配り始めます。
もしもどうしてもデモ隊と警察の衝突にかち合ってしまったら、近くのデモ隊に助けを求めましょう。
きっと彼らはあなたを助けてくれます。
警察にすがっても何もしてもらえない、もしくは逮捕されてしまう可能性もあるので、間違えても衝突中の警察には近寄らないでくださいね。
政府とやくざが手を組み暴力へ
さっき説明したように、デモ隊の人たちはみんな黒い服を着ています。
しかし最近ではそこに白いTシャツの軍団がいきなり現れてデモ隊に暴力をふるうなんて事件が何度も起きている。
電車の中に入ってきて謎の武器(棒)を持ち、バッチバチに無差別に暴力をふるう白T軍団。
警察でもないデモ隊でもない、その白T軍団の正体はなんとヤクザ。
マフィアっていうのかな?
まあ知らんけど黒社会の人たち。
じゃあなんでその白T軍団はデモ隊に殴りかかったのかというと、香港のヤクザは中国の許可がないと何もできないらしく、言ってみれば中国側の人間。
だからデモ隊を敵と見なして暴力をふるうのです。
しかし色々と調べてみると、この白T軍団は中国の政府に頼まれてデモ隊を襲撃したなんて噂も。
中国の政府はヤクザと密接なつながりがあるってことですね。
そして香港警察がこっそり白いTシャツに着替えているところも目撃されています。
香港警察がヤクザに変身するってどういうことでしょう。
もはや黒T、白T、警察官、記者という見た目だけで、中身がなんなのかはわからないという混乱も起きてしまっています。
こわすぎる...。
地下鉄で起きた様々なこと
香港警察は他にも、地下鉄の駅構内で催涙弾を投げたり、暴力をふるうなんてこともしている。
普通に電車にのってて催涙弾飛んできたら、一体どうしたらいいのだろう。
おかげで私は現在、香港の友達に会いに行くことができないでいる。
抵抗していない人を地面に押し付け、血だらけなのにまだ暴力をふるう。
香港警察は本当に正しいと思ってそんなことをしているのか?
何を恨んで何に八つ当たりしているのか。
最近では一斉ストライキなんかもあって、デモ隊の人たちが電車の扉にバッグを挟んで電車が動かないようにしたりもしている。
道路を封鎖して車が通れないようにしたりね。
もちろんこういう行為で迷惑する人がいることをデモ隊の人たちはわかっている。
だけどそうでもしないと、政府は香港のことを真剣に考えてくれないんだ。
どうかこの声が政府に、世界に、届きますように。
何度も言うけどデモ隊の彼ら、彼女らは命をかけて戦っている。
そしてそれに感化された大人たちも次々にデモに参加している。
この戦い、いったい最後はどうなってしまうのでしょうか。
空港で起きた様々なこと
最近では香港空港でのニュースが日本でも流れているけど、香港空港のデモ隊は至って平和的...なはずだった。
私がたまたま日本から帰ってきた時に空港デモがあったんだけど、その時には到着ロビーに出た瞬間、何百人っていうデモ隊が出迎えてくれた。
みんなフリー香港!って言ってて、チラシを配ったり横断幕を掲げていたんだけど、そこには香港で起きている悲しい事件の様々なことが書かれていたり
「私たちは故郷の未来のために戦っています」
とか
「期限切れの催涙弾の都市へようこそ」
なんていう文章もあった。
本当は頑張れ!とか、言いたかったんだけど、なんだか胸がいっぱいになってしまって何もしてあげられなかった...。
歳のせいか涙もろくてダメだわあ。
しかし平和なデモは夕方まで。
結局夜には警察が入ってきてまた暴力。
香港警察は旅行客の女性にまで暴力をふるって、それを助けに行ったデモ隊に向けてついに銃口を向けるなんて事件もあった。
元々は
『空港なら警察が他の国の人を巻き込んで暴れることもないだろうし、海外の人にもこのデモを知ってもらういいきっかけになるはず!』
っていう意味で空港デモを開始したんだけど、もうそれすらもできなくなっちゃったね。
香港ディズニーデモ
香港の観光スポットとして有名な香港ディズニーランド。
なんとここにもデモの影響が出てきています。
香港ディズニーでダンサーとして働いていたフィリピン人女性が、帰り道に黒い服を着て歩いていただけで香港警察に逮捕された。
しかも意味不明な理由でこうやって逮捕されてしまった人は他にもたくさんいる。
- 韓国人の旅行客
- 小さな女の子
- 公園にいた老人
- 催涙弾に怒った一般住民
- 怪我人を介抱していたカップル
- 暴力に抗議した記者
彼らは何も犯罪なんか犯しちゃいない。
こう考えると私だっていつ逮捕されるかわからないのだ。
一応中は安全なはずなので、観光で行く場合には黒い服or白い服は避けていくことをオススメする。
できればデモが収まってから来た方がいいと思うけど...。
ケネディタウンデモレポート
以前私が心を打たれたケネディタウンでのデモの写真をここに貼っていく。
少しでも雰囲気をわかってもらえたら嬉しいな。
まず、デモが起きる前に私の家の前の通路は車両通行止めとなった。
赤い線が張られているのわかるかな?
私は彼氏と愛犬を連れてその中に入ってみることにしたんだ。
まだ早い時間なので至って平和な空気。
しかし遠くから広東語の演説?みたいなのが聞こえてくる。
ビビリな私、ちょっと怖くなる。
デモ隊が集まっているところが見えたのでそこに向かって歩いていると、香港人の一般の方に囲まれた。
ケネディタウンの人たちって本当に犬が大好きなの。笑
ちなみにみんなマスクしたり傘持ってたりする。
警察が来た時用の防御かな。
地面には黒い文字で
光復香港
と書いてあった。
この日はケネディタウンの公園でデモがスタートしたんだけど、公園の周りには
時代革命&光復香港
って書いてあるポスターがいっぱい張られていた。
既にデモ隊の数は数百人。
味わったことのないピリピリした空気だ。
そして香港がイギリス領だった時の国旗を掲げているおじさんがいた。
香港は中国のものではない、イギリスのものだったんだっていうアピールかな。
カメラ向けたらピースしてくれて嬉しかった。
街のあちこちに黒い文字が見える。
そしてこれは本来、香港がイギリスから返還されて22周年を祝う横断幕...だと思うんだけどデモ隊に落書きされていますね。
意味はわからないけどなんだか悲しい感じ。
暗くなるとデモ隊の数はどんどん増えて、みんなマスクと、腕にもアームウォーマーとかサランラップを巻いている人が増えてきた。
緊迫した空気が流れる。
この日の夜は交通機関をストップさせようとしたようで、普段柵があるところを全部壊して
手作りでバリケードを。
デモ隊の人たちはみんな若いからか、こういうの作るって発想もすごいな!
そして一番衝撃だったのはこの場面。
多分政治家の事務所的なところ。
落書きされてガラス割られてぶっ壊されてた。
ポスターもたくさん貼られて、人だかりができててインスタ映えスポットみたいになってたよw
街中の至る所にチラシが貼られている。
漢字でなんとなくの意味を読み取る。
頑張れ香港!
警察のポスターもこの通り。
あとは警察の「警」と黒社会の「黒」を足した漢字や
暴力の「暴」と政府の「政」を足した漢字など
造語っていうのかな?が作られてたくさん貼られていた。
若者の発想はかっこいいなあ。
歩いていくと、ジャパンホームセンターってところの前にこれが。
読めないけど「催涙弾が飛んできたらこれを使ってね」っていう意味かな?
デモに参加しない人でもこういう形で応援していたりする。
デモに集まった人数はすごく多くて、本当に若者だらけでびっくりした。
みんなも大切な青春時代を奪われているんだろうと思うと切ない。
本当ならデモをするんじゃなくて彼氏とデートとかしたいよね...。
私はただそこに立っているしかできなくて、大きく心を揺さぶられるばかりだった。
デモ隊の人は何かをする時、顔を隠すために傘をさす。
なんだかかっこいい。
そして、このシーン私は2度と忘れられない。
鳥肌が立った。
かっこいいよ香港の若者!
この日も夜、デモ隊に警察が衝突しました。
私は少し離れたところを歩いていたけど「一般の通報に警察が応じてくれない」と困っている人たちを見かけました。
香港警察、お願いだから通常業務くらいこなしてくれ!
香港人を応援したい!
つい最近、香港で女性が警察に目を撃たれて片目を失った。
どうしてこんなにたくさんの被害者が出ているのか。
私はそういったニュースを毎日見て涙を流し、怒りに震えている。
これがもしも日本だったら。
私の友達が被害者だったら。
きっと私は命をかけて戦っていたことだろう。
恨みは恨みを呼び、それは負のループとなっていく。
仲間の為に、家族の為に、未来の為に、それでも彼らは戦うしかないんだ。
命を守る為に命を懸ける香港デモ隊。
そして中国側は今回のデモのことを「テロ」だと言っている。
果たして今後どうなるのか...。
これ以上大きな被害が出ないよう、私はただただ祈るばかりだ。
香港加油!!