日本語しか話せないのに香港へ移住してみた

ヤマンバ→No.1キャバ嬢→バツ2→会社経営→香港移住

なぜ日本人は九龍をカオルーンと呼ばずにクーロンと呼ぶのか考えてみた。

香港にある島のひとつ、九龍半島。

私は香港に移住する前には九龍のことを「クーロン」と読むと思っていました!

だって私の周りの日本人はみんな九龍のことをクーロンと呼ぶから!

で、いざ香港に引っ越した当日。

九龍の読み方はkowloon、カオルーンだと知る。衝撃!

しかもクーロンと呼ぶのは日本人だけみたい!

というわけで「日本人は九龍をなぜクーロンと呼ぶようになったのか」私なりの見解をここでまとめちゃおうと思います!

 

そもそも九龍半島がどんな場所かというと、

 

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これです!

私が住んでいる香港島の真上に位置するこの「赤い囲み枠」がついているところが九龍半島!

観光スポットでいえばチムサーチョイやモンコックあたりはかなり有名ですね!

 

数々の映画やドラマの撮影地ともなっているし、香港といえば九龍半島!ってイメージの人も多いのかなーと思います!

ジャッキーチェンの映画でもクーロンズアイってタイトルがつけられてたり

クーロンズゲートっていうゲームまで発売されているらしいんですよね。

それが出たのが1987年だから、その頃にはもうカオルーンはクーロンと呼ばれていたってこと。

うーん、なんでこんな呼び方になったんでしょう..。

 

そもそも私が「クーロンが間違えた呼び方」だと知ったのは香港に引っ越してきた当日のことでした。

空港を出てタクシーに乗り込み、いざホテルに向かおうとした時のこと!

高速道路を走っていると上方に色々な地名の青い道案内の看板が出るじゃないですか。

あれを見ながら

「今日からこんな未知の場所で暮らすのか..」

「字も読めない..」

「こわい..」

とドキドキしていた時にふと「九龍」の文字を見つけたんです。

あ、よく話には聞いてたクーロンってところだ!

 

と思ってよく見たら英字で「kowloon」のルビがふってあったんですよね。

kowloon、、

kowloonって書いてクーロンって読むのか?

と不思議に思って隣に座っていた彼に

「あれ、なんて読むの?」と聞いたんです。

そしたら「カオルーンだよ。」と。

 

「???」

 

「あ、じゃあクーロンは違う場所?」

と聞いたら

「どこそれw」

って。笑

 

オランダ人の彼はクーロン呼びを知らなかったみたいで、私はその時に初めて九龍をクーロンと呼ぶのは日本人だけだと知ったんです。

なので私がはじめて覚えた香港の地名はカオルーン!

 

で、それからしばらく経って日本に一時帰国した時。

やっぱり九龍の話題が出るとみんなクーロンって呼ぶんですよね。

私もその時にはみんなに合わせてクーロンって呼んでいましたが、頭の中ではいつも「なんでだろう??」とクエスチョンマークが出ていたんです。

 

ネットで調べても有力な情報もなく、「ただのなまりかな〜?」なんてあきらめかけていた時のこと。

ついにそれっぽい情報をゲットしたんです!

 

それは

クーロンはベトナム語由来

ってこと!

 

ベトナムにはメコン川っていう有名な川があるじゃないですか。

それを漢字にすると瀧九龍と書くらしいんですけど、ベトナム語でソンクーロンと読むらしいんです!

 

瀧=ソン

九龍=クーロン

 

わー絶対これ!これが由来っぽい!

 

流れは不明だけど、英語読みの「カオルーン」よりもベトナム語読みの「クーロン」の方が日本で大きく広まってしまったんじゃないでしょうか?

 

だって英語読みのカオルーンが自然となまって和製英語になったとしてもクーロンってちょっとむりやりすぎませんか?

ちなみに九龍は広東語読みだとガウロン。

北京語読みだとジョウロン。

どちらもクーロンには遠い感じがするし、日本語で普通にキュウリュウと読んだとしてもこれまたクーロンとは遠いですよね。

 

なので実際のクーロン読みの由来については

「ベトナム語読みの九龍の方が大きく広まってしまったから」

と考えるのが1番納得いきやすいのかなーと。

もしこの記事を読んで「本当の由来知ってるよ!」って人がいたらぜひ教えて欲しいです!

香港では通じないけど日本人だけに通じる九龍の呼びかた。

なんだか不思議な感じがしますが、クーロンという響きも悪くないと思うので私も日本では愛を込めてクーロンと呼ばせていただきます♡