香港といえば広東料理!というイメージですが、実は私、ローカルな広東料理屋さんにはあまり行ったことがなかったのです!
広東料理を食べに行っても観光客向けのお店ばかり。
観光客向けのお店ってローカル感もあまり感じられないし、味付けも万人ウケするようにアレンジしていたりするんですよね。
きっと私のように、本格的なローカル広東料理を食べたことがない日本人もたくさんいるはず!
ということで、今回はガチのローカルフード店、翠湖海鮮飯店について紹介していこうと思います!
ローカルな広東料理が食べられる翠湖海鮮飯店
冒頭で書いた通り、私はローカル感漂うお店で広東料理を食べたことがあまりない!
広東料理っていっても「最近は小綺麗なお店が多いなあ」なんて呑気に考えていたのです。
でも!
近所に見つけてしまったのです。
ガチのローカル広東料理屋さんを。
きっとここで広東料理を食べたら、香港ローカルフードのイメージが崩壊する人も多いのではないでしょうか!
これぞ香港って感じでかなりカオス!
というわけで以下に翠湖海鮮飯店についておすすめしていこうと思います!
店員の雑さ①手であしらわれる
まず、香港ローカルというと接客の雑さ!
そして香港独特の日本では絶対に味わうことのない調味料の味!
と私は思っているのですが、(失礼)
ここ翠湖海鮮飯店ではそれが思いっきり出ていてすごく香港らしい!
この日は特に予約をすることもなくお店に伺ったのですが、早速店員に手でしっしっ!みたいな合図をされるw
よくわからないのでもう一度ビビりながら声をかけると、どうやら「2階があるからそっち行け」の合図だった模様。
ちゃんと言ってくれなきゃわかんないよ...笑
そして2階への階段をのぼる。
ちなみにこの時点でそこそこ広い1階店内は超満員。
期待高まる〜!
店員の雑さ②嘘をつかれる
そして2階に上がって席に案内されると、シンプルすぎる内装とご対面。
丸いテーブルが香港っぽくてよき。
そして店員に、メニューと紙とペンを渡される。
これは香港ではよくあるんだけど、食べたいメニューを紙に記入して渡すシステム。
でもここで事件。
メニュー全部漢字。
とりあえず近くの店員に「イングリッシュメニュープリーズ!」と言ってみるが、なんとここでいきなり「NO!!」て怒鳴られるw
もうほんと香港の接客おもしろい。なんで怒るん。
その頃店内にはバタバタとお客さんが押し寄せている時間で忙しかったんだろうけどさ、他の席の人が英語のメニュー持ってるの、私見えてるんだけどな...笑
そしてしばらく彼氏と共に呆然としていると、別の店員さんが「注文まだか!?」みたいなこと言ってきたので「イングリッシュメニュ〜涙」って言ったらやっと持ってきてくれた。
なんで最初の店員無いって嘘ついたんだよw
でもこれが本当に香港ローカルのイメージなのですごく楽しい。
店員の雑さ③テーブルを転がしまくる
そして色々と注文をして、待っている間にも店内は大騒ぎ。
他のお客さんたち、マジで声がでかい。
ゲラゲラ笑ったりギャーギャー騒いだりして広東語だらけで超絶賑やか。
食器もガチャンガチャン音が鳴ってすごい雑。
そのうちお客さんが入りきらなくなったのか、店員さんが丸テーブルをゴロゴロ転がしながら登場したりする。
普通に持ち上げるんじゃなくて横にゴロゴロ転がしててめっちゃウケた。
こういうの見ると、日本人って本当に細かいし心小さい人が多いんだよなと感じる。
もちろん日本人のいいところもいっぱいあるけど、自由で雑な香港スタイルがすごく好き。
そしてこんなローカルな雰囲気を味わえる翠湖海鮮飯店はめっちゃ楽しい。
ローカルフードを実食!
そんなこんなでやっと料理が到着。
の前にしっかり食器を洗う。
これも中華の立派なマナーです!
真ん中にあった大きなお皿にお湯を入れて全部の食器を洗う。
①きゅうりとクラゲ
まず最初に到着した料理はこちら。
ローカル店なので飾り付けとかありません。
ドサって感じ。
きゅうりも普段の中華で食べるものとは違ってなんかのスパイスが効いている。
山椒もちょっと入ってるのかな?
ローカルっぽい味がする!やばいテンション上がってきた!
クラゲの方も、今まで食べた中で一番デカイ。
このボリューム感もまた香港ぽくていいなあ。
②豆腐のあんかけ炒め
次に来たのはこちら。
厚揚げ豆腐と人参と椎茸のあんかけになっている炒め物です。
人参が何かの飾り切りになっているけどなんだかわからない...。
これもまた高級店と違ってざっくりな感じがいいですね!
味はこれもイメージしていたものとは違くて、意外とあっさり食べられちゃう。
もっとコッテリしているかと思ったんだけどすごく軽かった!
③鳥のあんよ
そして次に現れたのがこちら〜!
なんという衝撃!鳥の足!
これ、彼氏が注文を間違えたようで、普通に鳥もも肉とかが来ると思ったそうですw
でもせっかくなので食べます!
日本じゃまず食べれないですもんね!ワクワク!
これは中に骨があるので、周りの皮?だけ食べます。
食感は想像通りのプニプニ感で、THEコラーゲンな感じ。
味付けはかなり濃いめでしょっぱい系。
薄味だと臭みとかもあるだろうからわざと濃くしてるのかな?
ビールと合う。
中華系のスパイスも効いていて今までに食べたことのない味でした。
これはかなりのインパクト!
④牛肉
そしてこちらは牛肉さん。
パフォーマンスとして席の目の前でグツグツやるみたいなんだけど、なぜか店員が店内の隅っこで勝手に仕上げしていたのでよく見れずw
そこ面倒臭がるなよっ!笑
これは骨つきの牛肉で、場所によっては筋があったり固かったりするとこもある。
ザクザク切って炒めましたよって感じでそれもまた香港ローカルを感じさせる。
お肉大好きな彼はかなり喜んでいましたが、私はお肉苦手なので一口だけ。
⑤あんかけチャーハン
最後の締めはあんかけチャーハン!
と思ったら10人分ぐらい出てきてびっくり。
確かに周りも団体客ばっかりだし中華って大勢で食べるのが普通なのかもしれないけど、この量はヤバイだろw
味は意外とシンプルで、これはいつも食べているあんかけチャーハンに近かったかな。
でもどの料理もインパクト大で、ローカルフードの味がしてすごく美味しかったです!
まとめ
広東料理といっても、味付けや店内の雰囲気は様々。
人によっては綺麗な店内で最高の接客を受けたいとか、食べ慣れた味で広東料理を食べたいって人もいるでしょう。
でも私はせっかく香港にいるんだったらこういうローカルフードをたくさん食べておきたいと思うのです。
香港ローカルの味と接客が味わえる翠湖海鮮飯店。
次回行く時には絶対に大勢で行こうと思います!
ちなみに残った食べ物はしっかりお持ち帰りして次の日に食べましたよ!
香港ではどこの店でも食べ残したものは持ち帰ることができるので、みなさんも食べきれなかった分はしっかり持ち帰りましょう!
翠湖海鮮飯店の詳細情報
翠湖海鮮飯店の場所はこちら。
Sai Wan Ho, 西灣河西灣河街82-84號
このお店のおすすめは基本的には海鮮系の広東料理。
大きなカニやエビの料理もあったので、興味がある人はどぞ。
ちなみに定休日は無し、営業時間は6時〜23時59分と書いてあったのですが、そのあたりも本当か怪しいなw