日本では子供から大人までお馴染みのカラオケボックスですが、実は海外ではそこまでカラオケって普及していません。
香港にも一応カラオケボックスと呼ばれるお店はいくつかあるんだけど、曲数だったり音質だったり部屋の雰囲気、料金やシステムは一体どう変わるのでしょうか。
というわけで早速友達を誘って、香港のカラオケボックスをいくつか回ってみました!
香港のカラオケに日本語の曲はどれぐらい入っていて、日本とはどう違うのか!
実際行ってみた感想を交えながらレポートしていこうと思います!
香港のカラオケ事情
香港にはいくつかのカラオケボックスが存在します。
その中でも日本人に一番人気で定番と言われているお店はMusicBox。
もちろん他にもたくさんあるんですけど、実はキャバクラと風俗の掛け合わせのようになっているカラオケ店も多いので、初心者さんはMusicBoxに行くのがおすすめです!
ちなみに私が初めて香港で行ったカラオケボックス店はMusicBoxではなく、もう少しローカルなお店でした。(名前忘れました)
でも事前に彼に電話してもらって、女性がいるようなお店ではないことを確認してもらったので、みんなもMusicBox以外のカラオケ店に行くときには事前に確認の電話ができるといいかもしれませんね!
ちなみにそのお店の時には部屋は綺麗だったんですけど、デンモクが壁に埋め込まれているので、曲を入れる時にはいちいち席を立って壁に向かって操作しないといけませんでした。
しかも曲数がかなり限られていたので、歌いたい曲を入れる、というよりも歌える曲を探す、という作業になってしまいます。
なので最初の香港のカラオケボックスの印象は割と最悪でしたね。笑
日本人に一番人気なのはMusicBox
そしてやっぱり香港のカラオケで日本語の曲数が一番多いのはMusicBox。
なんとその曲数は16万。
最新の曲じゃなければ有名な曲はほとんどあると思ってもいいでしょう。
もちろん英語の曲や中国語の曲も多いです。
そしてこれはお店によるんですが、今では当たり前だと思っていたあの「デンモク」がない場合もあります。
昔ながらの紙でペラペラーってやるやつだったり、そして、そういうローカルどころに行ってしまうと日本語の曲がほとんどなかったりもします。
せっかくカラオケに行ったのに歌える曲がないというのはかなりのストレスなので、香港の中でも知名度が低いカラオケボックスは、避けたほうがいいでしょう。
デンモクがないのも当たり前!?
あとはデンモクの使い方がかなり特殊だったお店もあります。
例えばhamasakiayumiで検索ができずに、アーティストの一覧ページを何回も更新しながらあゆの名前を見つける→クリック→出てきた曲の中から歌える曲をクリック
でやっと曲が入る感じです。
モー娘とかも、せっかくアーティストで見つけても曲が二曲ぐらいしかなくて、しかもどっちも知らない曲だったりするので歌えなかったりとか。
デンモクでかなりの時間を取られる可能性もあり。
効率が悪すぎる〜!
というわけで、色々行ってきた中で、一番日本のカラオケが再現できているなと感じたのはやっぱりMusicBox。
自動延長制で飲み放題。
料金は日本のカラオケとそう変わらないです。
(2時間飲み放で1人4000円くらいだったと思います)
なので以下にMusicBoxの詳細について書いていこうと思います!
MusicBoxチムサーチョイ店
私が行ったのはMusicBoxチムサーチョイ店。
コーズウェイベイにもあったらしいのですが、潰れてしまったそうです。
やはり香港ではあまりカラオケに需要がないんですかね。
MusicBoxの場所はこちら
10 Prat, 樓, 10 Prat Ave, TST
営業時間は毎日19時〜夜中3時まで。
営業時間帯は日本と比べると違和感ですね〜。
MusicBoxのビルに着いたのでエレベーターに乗ります。
お店は10階!
ボタンが可愛いので思わず写真撮っちゃいました。
(後ろで中指立ててるのは彼氏ですw)
扉はないし部屋も汚い
で、お店について最初に驚いたのが、部屋によって扉がない部屋があること。
カーテンで仕切られてて音漏れMAX。
ほとんどの部屋から日本人のおじさんたちの歌声が聞こえます。
私たちが案内された部屋は扉がついていてまだ良かったのですが、かなり汚い。
そしてタバコの匂いがすごい。
日本人に一番人気のカラオケ店でこのクオリティなのかと驚きを隠せませんでした。
窓からの景色はこんな感じ。
デンモクは日本のカラオケと全く同じです。
ちょっと型は古いと思ったけど、操作方法はなんの違和感もなく使えるはずです。
最新曲が歌えるかどうかは店員のさじ加減!?
しかしここでまた問題が。
「最新の曲が全くない」んです。
私割とカラオケでは最新の曲をセレクトしがちなのですが、歌いたい曲がぜーんぜんない!
なのでしばらく曲を入れないでデンモクと格闘する時間があったのですが、その時、こっちのデンモクにはない曲が隣の部屋から聞こえてきたんです!
カーテンで仕切られて声漏れまくりおじさんたちが割と新しめな曲を歌っている!!
どうしてこっちのデンモクにはないのに!?
と不思議に思ったので店員さんを呼んで聞いてみました。
ちなみにコールする時には電話ではなく、ただの呼び鈴みたいな感じです。
ファミレスのような感じで、押すと店員さんがくる感じ。
そして来た店員さんに最新曲の入れ方でもあるのかと尋ねると、なんと
「部屋によって曲の最新具合が変わるからわからん」
と言われたのです!!
ということは、店員さんに案内される部屋によって、ランダムでカーテンで仕切られちゃったり、最新の曲が歌えなかったりする、ということなんですね!
なんという雑なシステム...。
ちなみに私たちの部屋のカラオケは、最新曲でも2018年発売の曲だったので、およそ2年くらいの最新曲は歌えないというわけです。
香港のカラオケといえばMusicBox!!と信じ込んでいたので、これが1番いいクオリティなのかと思うとガッカリです。
私の中でのベストカラオケ店
ちなみになんですが、私が今まで行った香港のカラオケの中で1番を選ぶとしたら、それはMusicBoxではなく、ケネディタウンにある「韓国カラオケCONO」ですね。
香港ケネディタウンにある韓国カラオケは、MusicBoxに比べると部屋が綺麗。
そして曲もかなり最新のものが入っています。
しかしデンモクがなかったり、曲が入ると勝手に変なネオンがチカチカしたり、あとは音質がしょぼいのが気になるところ。
もしかしたら、香港中のカラオケボックスを巡っても、きっと日本のカラオケと同じクオリティのものは見つからないのかもしれませんね...。
ちなみにケネディタウンの韓国カラオケに行く場合には大勢で行って広い部屋を取るのがおすすめです。
部屋のクオリティかなり変わってきます。
香港ではカラオケ=風俗
そして、香港のカラオケ事情で一つ言っておきたいのが、香港に住んでいる人に男性が「カラオケに行きたい」と言うと、ほぼ100パーセントの確率で変な意味に捉えられてしまいます。
なぜなら香港ではカラオケ=風俗だから。
KTBという、カラオケにも風俗にもなり得る場所って感じですね。
カラオケ店に入るとたくさんの女の子が立っていて、そこで1人が1人、指名することができます。
それでその子たちを連れて一緒に部屋に入る。
カラオケルームの中ではホステスのように振舞いますが、その子はお持ち帰りもOK。
大抵の男性が風俗として通うんですね。
なので香港のカラオケというと、アダルトなものが一般的。
MusicBoxなどの大手の普通のカラオケ店を選ぶように気をつけましょうね!
お店によって特徴も様々
香港のカラオケボックスには日本語の曲もあります。
しかしお店によってその曲数は様々。
気軽に楽しみたいと思うのでしたらぜひMusicBoxかケネディタウンの韓国カラオケがオススメです。
そして、私たちが色々なカラオケに行った中には、子供が遊べるゲームスペースが付いているところも。
スーファミやり放題。スーファミってところがまた古い。
あとトイレが部屋の中についているお店もありました。
これはすごく良かったです。
香港のカラオケは全体的に日本のカラオケよりもすこーし料金が割高です。
お酒の値段が高めなのかな?
そしてウイスキーのボトルセットを頼んだら、なぜかショットグラスが20個ぐらい付いてきたりするお店もありました。
香港の風俗系のカラオケではみんなでボトルをショットに入れて一気する風習があるので、その感じで出されたんだと思いますw
まあ結果、どこも日本のカラオケボックスのクオリティには勝てないということがわかりました。
香港のカラオケボックス まとめ
今回は香港のカラオケ事情について私が知り得ることをまとめてみましたが、総括すると
- 有名どころはMusicBox
- 日本語の曲が多いのは韓国カラオケ
- デンモクの使用方法はお店によりけり
- 香港ではカラオケ=風俗の認識もある
- 日本のカラオケと比べるとどこも難あり
って感じですかね。
みなさんも、試しに香港のカラオケ、行ってみてくださいね!