あなたは、アメリカの香港人権法案が成立した!というニュースをご覧になりましたか?
香港人権法案が成立すれば、アメリカが香港を守ってくれるようになるんだってさ!!
...とは言っても具体的にはどう守ってくれるのか、それに対してリスクやデメリットはないのか??と疑問に思っている人に向けて、ブログを書いていこうと思います!
超簡単にわかりやすく!小学生でもわかる香港人権法案〜!!!
香港政策法と香港人権法案
そもそも香港人権法案の前に、『香港政策法』っていう法案があるのでそれについて説明をしていこう!
まず、元々は香港はイギリスの領土でした。
そして1997年にイギリスから中国に返してもらったわけなんだけれど、中国に戻ってきたときに、中国と香港は『一国二制度』という約束をしました。
それは、「香港は中国に戻ってきたけど、政治とか法律は中国は中国、香港は香港、別々でやっていこうねー!」ってこと。
で、その時にアメリカとも『香港政策法』って約束をして、「もし一国二制度のことで中国と意見が合わなくなっちゃったらアメリカが間に入りますよ〜」って約束もしたのです。
人権や自治、自由を守ろう
そして今回ニュースになっている『香港人権法案の決定』は『香港政策法』のもっと強力バージョン!てイメージ。
香港って、住んでいる人達がとにかく多国籍なんだよね。
日本は学校や会社でも日本人ばっかりで、ハーフとか外国人がいるとちょっと珍しく見られるけど、香港はすっごくいろんな国の人がいて当たり前の場所なの。
だからもちろん香港にはアメリカ人もいっぱい。
というわけで、中国と香港がもめちゃったから、アメリカが間に入って『香港人権法案』でしっかりみんなの人権や自治、自由が守られているかチェックしてくれるってことなんだよね。
アメリカからの制裁
実際今は香港警察が暴れまくって、香港の人権も自治も自由もなくなっている状態。
じゃあアメリカはそれをどうしてくれるのかというと、「こいつは人権や自治、自由を奪っているな!!」と判断した人には、今後アメリカの資産を使えなくしたり、アメリカに入ることもできなくなってしまったりするんだ。
アメリカから悪い人への罰を下すんだね!
ってなると香港警察も今までのように下手に市民に暴力をふるえなくなるから、平和が戻ってくるのではないか!?ということなんですね〜!
平和なデモは継続予定
他にも香港人権法案のおかげで、中国が香港を間にして不正に何かを輸入しようとしていないかチェックしたり、香港に住んでいるアメリカ人の安全に関しても、もっと色々できるようになるみたい。
ということは「もうデモはなくなるの?」と考える人もいるかもしれませんが、それはまた別の話だったりします。
香港の市民がお願いしている5つの要求について、現在政府はひとつしか叶えてくれていません。
なので警察の暴力が減るにしても、デモ自体がなくなるわけではないんだよね。
そもそも今後の警察の暴力が本当に減ってくれるのか、今後の動きに注目していきたいですね!
過去の出来事もしっかり調査
そして香港人権法案が決まったのをきっかけに、何だかうやむやにされていた過去の拉致事件などについてもアメリカがしっかり調べて動いてくれることが決まりました。
香港警察が街中で使いまくっている催涙弾やゴム弾、スタンガンなどの武器ももう輸出をやめるみたい。
トランプさんありがとう〜!
しかし中国がこれに黙っているとも思えないので、今後色々問題も起きそうですが、とにかく香港デモ隊をはじめとしたみんなの努力のおかげで、少し希望が見え始めたんじゃないでしょうか?
アメリカはアメリカで出来ることを探して、色々取り組んでくれるみたいですね!
デモの発端と治安の悪化
じゃあなんで今回、香港人権法案がこんなにすんなり成立できたのかというと、元々はデモの発端だった『逃亡犯条例の改正案』がきっかけ。
『逃亡犯条例の改正案』いうのが通ってしまったら香港人の人権がなくなって、中国のやりたい放題になってしまう可能性があったんだ。
そうなると悪いことをしていない人でも逮捕されちゃったり、大袈裟に言えば殺されたりしちゃう可能性もあったの。
だからそれを反対する大きなデモがあって、それに香港警察が暴力をふるうから、どんどん香港人の人権も自治も自由もなくなってしまっていたんだね。
経済ダメージを阻止しよう
そうして香港人が政府や警察に支配されて悲しみに包まれていくたび、アメリカやその他の国の人たちも悲しい気持ちになっていったと思う。
それに、このままでは安心して香港と交流できなくなってしまうって心配もしたと思うんだよね。
香港に住んでいるたくさんのアメリカ人や他国の人だって、危なくなったら帰ってきてもらわなきゃいけないし、香港に置いている会社が撤退したりしなきゃいけない。
そうなると経済にも大ダメージ!
という流れもあって、アメリカが香港人権法案を通して動き出してくれたのです。
中国側は超お怒り
さて、これで綺麗に収まったらいいものの、絶対に黙っていないのが中国政府です。
すでに習近平はムカ着火ファイヤー状態!!!
中国は香港をどうにかして中国化させたかったのに、アメリカが入ってきたおかげでそれができなくなってしまいました。
まあそもそも一国二制度の約束を破って香港を弾圧する中国が悪いとは思うのですが、そういう一般的な考えは中国には通用しません。
なので「アメリカにやり返すぞ!」という宣言までしているので、今後は香港vs中国というよりもアメリカvs中国の方に注目が集まるのではないでしょうか。
日本の政治家が動かないワケ
そして香港のためにこれだけ大規模にアメリカが動いてくれているのに、日本の政治家さん達は今のところなーんにもしてくれていません。
もちろん日本国民はたくさん声をあげてくれているんですが、政府はそれをスルーしている状態ですね。
もちろん政治家の中にも香港を応援したい人はいっぱいいると思うのですが、実は日本は「中国を敵に回すのが怖い」んです。
中国との関係が悪くなると、日本は経済的に大ダメージを食らってしまうという予想ができるので、下手に「中国が悪い!」なんて言えないというのが大人の事情だったりするんですね。
日本でもできることを
私も中国を敵に回したらどんな報復をされるか心配だなあと思う部分はありますし、やっぱり「巻き込まれたくない」と考える人の気持ちもわかります。
そんな気持ちもわかるんです!が!!
すぐ近くで困っている国があるのに、見てみないフリをしてしまうのはもっといけないことだとも思うのです。
日本政府にもできることとできないことがあるのでしょうが、できることを探すぐらいはして欲しいな〜と私は思うのです。
だって何もできないわけないでしょう?
桜を見る会とかどうでもいいからほんとwww
香港区議会選挙で民主派圧勝
そして最近では香港で区議会選挙がありました。
これもすごくニュースになりましたねー!
私は発表その日まで心臓が飛び出してしまいそうだったけど、結果は452議席中388議席を民主派が占めることになりました!
民主派っていうのは「香港人の人権と自由を守りたい」と考えてくれている人たちの方。
投票率は71%以上、約294万人もの人が投票をしたということです。
日本じゃ考えられない投票率ですよねー!
それくらいに「香港市民は香港の自由を強く願っている」ということ。
そして結果を知って香港はその日、朝までずーっとお祭り騒ぎでしたw
42階に住んでいる私ですら、窓を閉めていても寝られないくらい賑やかな1日だった。
でもそれは、言葉には表せないくらいに嬉しい日でもありました♪
親中派の予期せぬ敗北
ぶっちゃけ香港政府のあのセコさを考えると、投票内容すらも偽装されて親中派(香港の自由を奪おうとしている方)で埋まってしまうんじゃないかって考えていたんだけど、それが無かったことは本当に良かった!
そもそも親中派の人たちは「絶対に選挙は勝てる!!」と信じ込んでいたらしいですね。
「デモ隊を応援しているのはほんの少しの市民で、あとはみんな親中派の味方でしょ!!」って心の底から信じていたみたい。
その思考回路が謎だけどw
でもそんな思考回路のおかげで、裏工作をされない素晴らしい結果が発表されたわけです。
まとめ
そんな感じで最近の香港は少しずつ嬉しいニュースが入ってくるようになりました。
ほんの数日前までは悲しいニュースしか耳に入らず辛く苦しい日々を送っていたのに、ひとりひとりが諦めずに努力した結果、少しずつ希望を見出せるようになったんですね。
今回は香港人権法案をメインに、最近の香港を『わかりやすく簡単に!!』をモットーに解説してみましたが、うまく伝わったでしょうか??
香港人権法案はたくさんの香港人が流した汗と涙と血の結晶だと私は思っています!
どんなに辛くても希望を捨てることのなかった香港のデモ隊は、みんなのスーパーヒーローだ〜!!!
今後はアメリカに続いて、他の国からも助け舟が出ることを祈っています!!
香港に栄光あれ!!